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私の家庭教師はAV男優
第61章 (61)
椅子に座らされた輝羅はゆっくりと目を開ける。

「イタッ」

手に痛みが走る。

手首足首に結束バンドがつけられていた。

コンクリートの壁の窓が無い小さな部屋。

目の前には猿のマスクを被った女が座っていた。

「おはよう。よく寝てたよね。待ちくたびれたわ。あまりあのハンカチに薬を染み込ませてなかったはずだけど、アルコールのせいで睡眠作用が増幅されたのかな?」
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