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私の家庭教師はAV男優
第9章 ⑨
「終わったぁーっ!!」

りのは上を向いて叫んだ。

「お疲れさん」

秋葉がマスクを手に取ると

「あー、つけなくていい。顔見て体力を回復させるから。家庭教師も私の顔を見たら癒されるでしょ?」

「お前の顔はハデだからなぁ」

「褒められてるのかディスられてるのか」

秋葉はカバンに教材を入れると立ち上がった。

「もう帰るの?」

「ああ。用事があって」

「今から?何の?」

「別にいいだろ」

「ひょっとして彼女?」

「いないよ」

「作らないの?」

「好きな人ができたらな」

「今は好きな人いないの?どんな人がタイプ?」

「矢継ぎ早だな。もう、行っていいか?」

「最後の質問に答えてくれたら」

「耳に飾り気が無い黒髪の子がいいな」

りのは正座をしたまま

「行ってよし」



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