パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第71章 （７１）

総合病院の集中治療室。

「今は鎮静剤で眠っています」

男性医師が言うと

「性別は？」

りのの母親は、多数の管につながれている患者を見て言った。

「女性です」

りのの母親は、患者の顔を凝視して

「かなり重篤ね。アゴの一部が無い」

男性医師は、医療機器を操作しながら

「発見した通行人から連絡があって、救急隊が到着した時にはこの状態だったみたいです」

「事故？。。。なの？」

「いえ。目立つ損傷があるのは顔だけです。恐らく、誰かにやられたのかと」

りのの母親はペンライトを左目にあてて

「右目は無いのね。でも、こっちはまだ見えるみたい。瞳孔が動いてる」