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私の家庭教師はAV男優
第74章 (74)
りのは再び事務所に入る。

真矢はりのを見て少し苛立った様子でタバコを吸い

「何の用だ?」

紫霞はりのをジロッと見た。

「初日でしょ?私が一緒に入ってあげる」

真矢は煙にむせて

「はぁ?お前は辞めただろ?」

りのは腕組みをして

「新人教育だよ。まあ、ただ心配なだけなんだけど」

紫霞は真矢の方を見た。

「どうする?」

真矢が紫霞に言うと

「別に」

りのは紫霞の肩に手を置き

「それはOKってことじゃんね。じゃあ、行こ」

りのは紫霞の手を引いて事務所を出て行った。

真矢はため息をつき

「あいつは手に余るな」
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