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第82章 （８２）

紅羽は表情を固くして秋葉と目を合わせ

「私はある程度犯人の目星がついています。被害に遭った友人が犯人の顔を見ていて、死ぬ前に私に教えてくれたんです」

「目星。。。一体誰？。。。。あ、そうか。それは言えないのか。。。」

「すみません」

秋葉は空になったグラスをゆっくり振りながら

「それで、俺は君の力になればいいの？」

キュッとギムレットを飲み干して

「そんな厚かましいことは言いません。ただ、これだけはお伝えしておきます」

二人は目を合わせたまま

「私の友人からの話を考慮して、もし、私の推測が正しかったとしたら。。。。。」

「犯人が誰かっていう推測か。。。。」