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私の家庭教師はAV男優
第107章 (終章22)
「あんた、遠くに引っ越すって言ってなかった?」

りのはベッドから上半身を起こして言う。

雫愛は頭を掻きながら

「ははっ。遠くに行くつもりだったんだけど、なぜか助かっちゃったみたい」

りのはジト目で雫愛を見ながら

「助かっちゃったみたい、じゃないわよ。てか、なんであんたも入院してんの?しかも同じ病院に」

雫愛はベッドの脇に腰掛けて

「パパよ。パパに背中をザックリ」

りのは引き気味の表情で

「マジ?いい加減しつこいじゃんね?」
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