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私の家庭教師はAV男優
第20章 (20)
ディナーを終え、二人はイタリアンレストランを出た。

「これからどうする?」

歩きながら鈴音は秋葉の腕に手を回した。

「もう遅いから帰ろうぜ」

「えー、まだ一緒にいたいよ」

鈴音は駄々をこねるように言う。

「なぁ、君とはまだそんなに親しくない。仲良くなりたいんなら少しずつ距離を縮めた方がいい」

鈴音は絡めた腕に力を入れて

「ここに入ろ」

ラブホテルの入口で秋葉を止めた。

「なぁ、話を聞けって。本当に自分本位だな」

鈴音は不敵に微笑み

「怖いんじゃない?ここに入ったら理性がはっちゃけちゃうんじゃないかって」

「挑発してるのか?」

「私のこと興味ないフリして本当は下心があるんじゃない?カッコつけてるだけだったらダサいよ」

秋葉は上目使いで見つめる鈴音に目をやり

「勝手にしろ」

「決まりね」

鈴音は乗り気じゃない秋葉の手を引いてラブホテルに入った。

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