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第115章 （過去４）

「ガキ相手に何やってんだ？」

顔の半分に爬虫類の足のような刺青を入れている男がやってきた。

「町田さん。。。」

サングラスの男は言う。

町田は真っ白なスーツを着ている。

「こいつら、ずっと店の方を見てんすよ。なんか企んでんじゃないですか？」

紫霞は町田からずっと顔を背けていた。

りのはその様子に気づき

「どうしたの？」

小さな声で聞く。

町田は紫霞の方を見て

「お前。。。」

「離してっ！！」

町田は紫霞の肩をつかんで、自分の方にグイッと向かせた。

町田は怒り顔で

「お前、あの時の」

サングラスの男は町田の横に立ち

「知り合いっすか？」

「舐めた真似をしやがったガキだ。おい、伊吹。すぐ車を回せ」

「はい！」

サングラスの男、伊吹は駆け足でその場を離れた。