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私の家庭教師はAV男優
第22章 (22)
「じゃあ、目が覚めるようなことを教えてあげようか?」

「何?」

相変わらず、ぼおっとした表情のまま目だけをあさこに向けた。

「へへーん。実は私ね、好きな人できちゃった」

ようやく覇気のある顔になり

「ホント?誰?」

「三年の神谷君」

まりんは苦笑して

「野球部の?競争率めちゃ高いじゃん」

あさこは両拳をギュッと握り

「でも、頑張る!!」

「そっかぁ。じゃあ、しっかりアプローチする方法を勉強しないと」

あさこはスマホを取り出して

「YouTubeのリズムリンチャンネルって知ってる?恋愛テクニックを教えてくれるユーチューバー」

まりんはあさこのスマホの画面に映っている動画を見て

「知ってるよ。最近バズってんじゃん」  

「私、恋してるから最近めちゃ見てる」

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