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私の家庭教師はAV男優
第136章 (終章40)
女の子はスマホをいじっていた。

片手に持ったグラスを揺らし、丸くカットされた中の氷をカツカツ鳴らす。

秋葉はその様子をチラッと見て「もう飲んだのか?」と心の中で呟いた。

グラスに入ったビールが置かれる。

「初めてお見かけしますね」

マスターが言うと
 
「ええ。通りがかりで雰囲気の良いお店だなっと思って」

「それはありがとうございます」

女の子はスマホの画面を見ながら

「ねぇ」

秋葉は女の子の声に反応して、顔を横に向ける。

「ねぇ。それって嘘だよね?」

「嘘って?」

「通りがかりで良い店見つけたって話」

「嘘じゃないさ」

マスターは二人の間に漂う空気を感じとったのか、邪魔にならないようにとカウンターの端へと移動した。

「ねぇ。嘘ついてどうすんの?」

秋葉はビールのグラスを手に持ち、女の子の隣に座った。

女の子は、依然としてスマホの画面見たまま

「ねぇ。教えて」


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