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第142章 （終章４３）

「セックスしたい」

雫愛は夜景を見ながら呟く。

秋葉はため息をつき

「もういいって」

雫愛は秋葉を見て

「このまま入れてよ」　
　
「話聞いてんのか？」

雫愛は微笑して

「こんなシチュエーション、仕事でヤッたことあるでしょ？」

「ああ。仕事だからやったんだ」

「今度は私の為にヤッてよ」

「私の為？意味がわからない」

雫愛は夜景を見て

「夜景を見ながらヤリたい」

「公然わいせつになる」

「街を見おろしながらヤリたい」

「見つかった捕まるぞ」

雫愛は瞳に涙を浮かべたまま秋葉を睨み

「このクソみたいな世の中を見くだしなからヤリたいって言ってんの」