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私の家庭教師はAV男優
第148章 (過去9)
まりんは悲痛な顔で美女を見つめる。

「うちのカバンにな、USBがあんねん。中身は知らんでいい。それを持っといてくれへん?」

まりんは美女のカバンをさぐり、スワロフスキーが施されたUSBを抜き取った。

「ありました」

「中身は見たらあかんで。頭おかしなるし」

ふぅっと、美女は息を吐き

「あと、一つお願いがあんねん」

「何ですか?」

「部屋に大きな花瓶とかあらへん?」

まりんは部屋の中を見回して

「あります。あそこに白い大きな花瓶が」

「それでうちを殺して。顔に思い切り落とせば死ぬやろ」

「できません!」

再び息をふぅっと吐き

「あんな、逆の立場なって考えてみ。こんな姿になって生きていけるか?」
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