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私の家庭教師はAV男優
第25章 (25)
「俺は今日で終了?」

秋葉はグラスに入った麦茶を飲みながら言う。

「はい。すみません。事情があって」

まりんは正座をしたまま両膝に手を置いた。

「もし、良ければ理由を聞かせてくれないか?」

「実は私。。。言うのも恥ずかしいくらいなんですけど、東大を目指していまして。。。」

秋葉は腕を組み

「恥ずかしいなんて言うなよ。君の学力なら頑張れば可能性がある」

まりんは首を振り

「可能性ではダメなんです。確実でないと。だから、東大生の方に家庭教師をしていただこうと思って」

秋葉は照れたように指でこめかみを掻きながら

「実は俺も東大を目指していたんだ。だから、東大の入試対策とかには詳しいよ」

まりんは再び首を振り

「でも、先生は東大に合格していない。合格していない人に教えてもらっても効率が良くないような気がして。。。」

秋葉は苦笑して

「胸をえぐるようなことを言うなぁ」

まりんは目を丸くして

「胸をえぐる?」

そして、微笑みを浮かべ

「先生。今までありがとうございました」

まりんは深々と頭を下げた。


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