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私の家庭教師はAV男優
第27章 (27)
家庭教師の時間が終わり

「健斗、これから時間ある?」

秋葉は鈴音が解答した問題の採点をしながら

「あるけど、デートの誘いならお断りだ」

プウっと、膨れっ面になり

「まだ、何も言ってないのに」

採点をしたプリントを折りたたみ

「お前は俺に対して下心がありすぎるからな」

鈴音はツインテールを両手で触りながら

「だって好きだからしょうがないじゃん」

参考書とプリントをカバンに入れて

「それで、何で俺に暇か聞いたんだ?」

鈴音はカウンターキッチンに入り、ワインセラーからボトルを取り出し

「ジャーン!!レアなワインを買ったの。めちゃくちゃ高いやつ」

「いくらの?」

「新車の軽自動車が買えるくらい」

「マジかよ」

「実は今日、私の誕生日で。だから自分への誕生日祝いで買った」

秋葉は鈴音のそばに寄り、頭を撫でて

「誕生日おめでとう」

「やめてよ。恥ずかしいじゃん」

秋葉の手が乗った頭をフリフリと振った。
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