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私の家庭教師はAV男優
第29章 (29)
りのはまりんの病室の前に立ち、ゆっくりとドアを開けた。

まりんはベッドに横になっている。

「まりん」

呼びかけに反応して、上半身を起こした。

「誰?」

りのは髪を耳の上にかき上げて

「そう言われるのがわかっていてもショックよね」

ベッド脇に立った。

「私は親友のりの」

「りのさん」

りのはベッド柵を叩き

「やめてよ気持ち悪い。りのちゃんって呼ばれてた」
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