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第32章 （３２）

りのは隣に座り、秋葉に腕をひっつけて

「ねぇ、家庭教師」

秋葉は顔をりのの方に向けると、りのは秋葉を平手打ちして

「ってぇっ！いてぇだろ！」

「さっきのお返し」

「はぁ？」

「女の子に暴力ってホント最低」

秋葉はりのの前に立ち

「暴力じゃねぇ。教育だ」

プイッとりのは顔を横にむけて

「親でもないくせに」