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私の家庭教師はAV男優
第36章 (36)
紅羽は胸元から名刺を取り出して秋葉に渡した。

紅羽がその場を離れようとすると

「待って」

秋葉が紅羽に声をかけると、小太りの店員は困った表情で

「お客さん。もう本当に勘弁してください。キャストにとって少しでも時間は大事なんですよ」

秋葉は店員の言葉を無視して

「良ければさ、名前を教えてくれないかな?」

すると、小太りの店員は急に背筋をピンッと伸ばして

「お疲れ様です!」

大きく声をあげた。

そして、小太りの店員は近づいてきた白いスーツを着た男に頭を下げる。
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