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第1章 過去

「お前が悪いんだ」

男達はいつもそう言って幸恵を抱いた。




初めての男は、母親の内縁の夫だった。

初潮を迎えたばかりの幸恵を裸に剥いて
「子供のくせに、そんな身体をしているお前が悪いんだからな？」
と、まだ固い蕾を力ずくで散らした。

それからずっと性行為を強要され続け母親にもバレたが
「お前が誘惑したんだろう」
と娘を非難し、彼女は男と別れなかった。