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第4章 彼女の噂

「貶めるって…俺たちゃ本当の事しか言ってないぜ」

「あの女は施設長のお下がりで、職員や俺らボランティアに好きな時に使わせてくれんだよ」

サークル代表の男がタバコの煙を吐きながら、残酷な現実を優人に告げた。

「そんな…バカな」


「おいおい、本気で惚れたなんて言うなよ？ありゃあ年のわりに身体も見た目もいいが
男なら死にかけのジジイとだってヤるような真性ビッチだぜ？」


優人は固く拳を握りしめ、部屋を飛び出した。