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第12章 彼の劣情

あんっ・・・



違うよ。
昨日、入れなかったからじゃなくて、僕は、頭の中で、鈴音が男に襲われる姿を妄想して、劣情を掻き立てられていた・・・



　また、彼が腰を動かす。



あぁん・・・



鈴音が、怖かったってわかっているのに・・・他の男の、理性を吹き飛ばすほど、欲情させてしまうこの身体に・・・劣情を掻き立てられる・・・




　彼が、私の胸に、胸毛を擦り付けるように、私の頭に手を当て、ぐっと腰をまた入れた。



ふあっん！！



　私は腰が勝手に動きそうになるのをシーツを掴んでなんとか堪える。



さっきも、あの酔った男が、わざと鈴音のお尻に当たったのは見えてた・・・鈴音が、あんな胸元を広げて・・・



　私は彼にしがみつく。



ああ・・・ごめんなさい・・・もうしない・・・



　彼はゆっくり首を振る。



違うんだ・・・僕は、それに、欲情したんだよ・・・
もう、この年で、歩くのも恥ずかしいほど、ズボンの中で勃起するほど・・・欲情するなんて・・・そしてわかったんだよ・・・この嫉妬のような気持ちが、鈴音が他の男にいやらしい目で見られていると言うことが、僕の劣情を刺激して・・・こんなに勃起させて・・・。




　彼の腰の動きが増してくる。



だから、鈴音、いいんだ・・・。男たちにいやらしい目で見られなさい・・・。
そのことで、今日みたいに、僕は、嫉妬で、君をなぶるかもしれない・・・。
でも、それは、儀式だよ・・・。



　ぐっ、ぐっ、と、彼の肉棒が私の気持ちいいところをまた、突き始める。



ああんっ・・・あっ・・・あたってるっ・・・




そして、鈴音、男たちのいやらしい目線にあったら、それを僕に報告するんだよ。
いいね？？




　彼が強く腰を押し付けた。




ひやぁん！！！はいっ・・・言います・・・。



でもね、鈴音、この快楽のボタンを押すのは、僕だけだよ??

　そして今度は、ぐりぐりと肉棒を子宮口に擦り付けるように動かす。



あぁっ！！いやぁん！！そこっ、そこっ、あなたしか・・・あなただけなのっ！！