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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第11章 とまどい
このまま目を閉じていると、イメージが益々膨らんでいってしまう。

恵は最後の力を振り絞って目を開けた。

薄明かりの中、ようやく残像が消えたと思った恵は瞳に映る顔にショックを受けた。

目の前に義父の顔があったのだ。

「ああっ・・・い、いやっー・・・」
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