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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第12章 禁断の妄想
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「め、めぐ・・み・・・」

男は湯船の中でたぎっているものを握り締めながら、美しい恵を思い描いていた。

愛してはいけない天使の裸体を。

啓介が夜遅く帰った時、自分の家屋のダイニングテーブルの上に封筒を見つけた。

薄いブルーが爽やかなその中には恵からの手紙が入っていた。
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