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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第12章 禁断の妄想
「め、めぐ・・・みぃ・・・」

啓介の想いが誰もいない浴室の中で響いていった。

秘め続けていた自分の気持ちを解き放つ快感に震えながら、啓介は愛する天使の顔を湯気の中に浮かべていた。

「禁断の愛」に踏み込んでしまった瞬間を啓介は切なく噛みしめていた。
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