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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第2章 いらだち

些細な事が一々、感に触った。
食事中に音を立てて食べ、下品な声で笑う。
始終タバコの煙を撒き散らし、庭には必ず何処かに吸殻が落ちている。
何よりも嫌だったのは、恵が最も嫌いな話題であるイヤらしい話をしょっちゅうするのだ。
恵に解からぬように小声で息子に話しているつもりなのであろうが、モロに聞こえてくる。
「おい武、昨日・・・な。浅草の風呂屋に行って来てなー」
下卑た笑い方なので何の話か直ぐに解かる。
「いやー、やっぱ本場のプロはすごいわ・・・。腰がガックンガックンて」
夫も一緒になって笑っている。
そんな時、恵はわざと大きな音を立てて食器を片付けたりするのであった。
食事中に音を立てて食べ、下品な声で笑う。
始終タバコの煙を撒き散らし、庭には必ず何処かに吸殻が落ちている。
何よりも嫌だったのは、恵が最も嫌いな話題であるイヤらしい話をしょっちゅうするのだ。
恵に解からぬように小声で息子に話しているつもりなのであろうが、モロに聞こえてくる。
「おい武、昨日・・・な。浅草の風呂屋に行って来てなー」
下卑た笑い方なので何の話か直ぐに解かる。
「いやー、やっぱ本場のプロはすごいわ・・・。腰がガックンガックンて」
夫も一緒になって笑っている。
そんな時、恵はわざと大きな音を立てて食器を片付けたりするのであった。

