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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第22章 告白
「まー、ええがな・・・。頼むわ、もう腹ぺこぺこやなんや・・・。あとで靴も、こうたるさかい堪忍してくれやぁ」


女の買物を中断させる方法を男はようやく思い出していた。

ただ「あとで」と言った時にかつて自分の妻がした時と同じ光を瞳に宿すのを見て、少し後悔したのではあるが。
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