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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第22章 告白
「嘘やないっ。
この間手紙もろうて、ホンマ嬉しかったんや・・・。

うまい事いえんけど、胸がスーと軽うなった。
あんたはほんま、ええ子や・・・」

一気にまくしたてた啓介はグラスに残ったビールを飲みほした。
ゴクゴクと音を立てて上下する喉を恵はジッと見つめている。
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