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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第25章 欲情
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コーヒーカップが恵の睫毛のカーブを切りとっていく。
男の眼差しに照れる天使が白い歯をこぼしながら、こう言うのであった。

「いや・・だ。そんなに、見ないで・・・」
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