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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第25章 欲情
(ああ・・・ほ、欲し・・い・・。お義父・・・さ・・ん)


唇が濡れる。
高価なブランドの口紅が自分を彩ってくれ、心までが妖しく燃え上がる。

微かに口を開き、白い歯の隙間からピンク色の小さな舌を見え隠れさせている。
無意識に男を欲しがっている。
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