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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第27章 禁断の味
「カ、カーテン・・は、恥ずか・・・し・・い」

恵の言葉に顔を上げた啓介は立ち上がると窓の鍵をかけ、カーテンを毟り取るように閉ざした。

途端に部屋が薄暗くなったが、キッチンから漏れる光がシーツの中の天使を淡く浮かび上がらせていた。


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