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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第33章 目覚めの後で
「でも、わたし・・・下手だから・・・」
隠微なセリフが恵の口から放たれる。

「め、めぐ・・・み・・・」
啓介は自分の耳を疑いながらも、次の言葉を待っていた。

「教えて・・・お義父さん・・・」
啓介のコックが当然の如く膨張していった。
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