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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第41章 雨戸
「い、いやっ・・・」

恵の顔はその言葉に敏感に反応した。
耳元まで真っ赤に染まっている。

「堪忍・・・そやけど、聞きたいんや。アイツは俺の可愛い息子やからな・・・仲良うして欲しいし、それになぁ」
顔を上げた恵にイタズラっぽい目で言った。

「ものすごう・・・興奮するんや・・・。バチ・・・当たるかな?」
「もう、知らないっ・・・」

そう言いながらも恵は身体が熱くなってくるのを感じていた。

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