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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第7章 約束
恵なりに夫を気遣っていたつもりではあったが、いくら何でもひど過ぎると思った。

ただでさえ毛嫌いしている義父との会話は苦痛でしかない。

義父の方でも数ヶ月程過ぎ、この頃では何かと優しい事を言うようになったのであるが、自分から折れようにも恵の頑なな態度に、つい意地を張ってしまうのであろう。

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