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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第53章 休日3
自分でも信じられなかった。

これが自分に対する罰なのだ。
慣れなくてはいけない。

休日と夜は武のものなのだ。
平日の午前十時から夕方までが自分に許された時間なのだ。

啓介は引き出しに大事にしまってある青い封筒を取り出した。

何度も読み返している。
天使からの手紙を。
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