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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第56章 再会2
恵は一人、吹き出した。
そんな自分が可笑しかった。

つい今まで夫と楽しい時を過してきたのに、義父に焼きもちを妬いている自分がいる。

恵は肩をすくめると、義父のために風呂の準備と軽い食事の用意を始めた。
ダイニングのテーブルに食器を並べ終えると息をついた。
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