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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第57章 再会3
たった一日しか離れていなかったのに、それが何年にも思えてくる。
愛おしさを込めて互いを味わっている。

静かに時間が流れていく。
吐息が漏れる。

二人がテーブルにつくまで、まだ暫らく時間が掛かりそうであった。
今、時間は午前零時になろうとしていた。

明日は義父のものになると、心に決める恵であった。

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