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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第62章 紳士と野獣2
昨日、あれ程野獣のように恵の身体を陵辱したかと思うと、今朝のように優しく肩を抱いたまま眠らせてくれた。
以前は口も聞きたくない程、無愛想であったのに今は優しい心使いで料理までつくってくれる。

まるでジキルとハイド氏のようだ。
そう、紳士と野獣である。
含み笑いを浮かべる天使に男は明るい声で言った。
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