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午前十時を過ぎたなら(恵の選択)~義父との秘密が始まる
第75章 あなた2
「あなた・・かな・・・?」

天使の無邪気な言葉と仕草に、啓介の血が再び逆流してくるのだった。
最近の自分の性欲は異常であった。

何か急に若さが蘇ったみたいで、回復するのも早かった。
啓介は恵の身体に覆い被さると、うなじに唇を這わせていった。

「あんっ・・・イヤ・・だ。ま・・た?」

恵は嬉しく思いながらも、心配そうに義父の顔を見た。
さすがにタフだとは言え、今年で六十才になるのである。
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