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レスさんとシンママちゃん【完結】
第14章 出張編 アスリート

そのシャワーの音がマナミさんの家のシャワーの音なのか、それともタマキの家のシャワーの音なのか、
頭がまわらず、判別できませんでした
気付くとドライヤーで髪を乾かしているマナミさんが目の前にいました
Tシャツに半パン姿、濡れた髪
ボクが眺めていると
「あ、ゴメン?うるさかった?
こっちにしか電源が無いのよ
ジロウ君もお風呂入る?
ひとりで入れる?」
イヤな汗をかいていて気持ち悪いのはあるのですが、立つ気力がありません
足は立たないし、目も回ります
「倒れて頭をぶつけないでね?」
ボクが壁に捕まり立ちしているあいだに服を脱がせてくれます
下着くらいは自分でやろうとしたのですが、引っ張る力もありません
否応なくマナミさんがトランクスをずらしました
見られるけど、もうそんなの気にしてたら倒れてしまいそうです
服を脱ぎきったあと、浴室まで連れて行ってもらい浴室の椅子に座らせてもらいました
マナミさんが身体を洗ってくれますが、ボクがゴシゴシされるたびに身体が揺れるので片手で支えながら洗ってくれます
ほとんど抱きかかえるような洗い方
せっかく着替えたマナミさんのTシャツが濡れています
いつもなら透けた服を見ると思うのですが、ボクは疲れ切って視線を落としたままでした
髪の毛も洗い流してくれて、あとは大事な所だけ
ボクはもういいですから、と言っても聞き入れられずマナミさんは手に取ったボディソープでソコも洗ってくれたのです
洗い流したあと、脱衣場からバスタオルを持ってきて身体を拭いてくれました
マナミさんも濡れた身体を簡単に拭いて、ようやく浴室から出れました
さっきの部屋で髪の毛を乾かしてもらいますが、ボクが長いことすわってられないので、後ろから抱きかかえるような
いや体育座りをするマナミさんに挟み込まれているかなような態勢でドライヤーを使います
マナミさんの長い手足がボクの背中から、生えてるみたい
そしてボリュームある胸が押し当てられていることに気が付きました……

