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レスさんとシンママちゃん【完結】
第15章 出張編 イツキと遊ぼう!



日曜日の朝



ボクたち3人は路面電車とタクシーを乗り継いで埋め立て地のほうにあるシーサイドアウトレットパークに来ていました



前にマナミさんと来た場所です



ここの小さな水族館にイツキを連れてきてあげたかったのだ



以前タマキと一緒に行った本格的な水族館ほどでは無かったけど、都会型のコンパクトな水族館でした


でも、タッチプールなんかもあって、小さい子が喜びそうな場所だ

逆にイツキにはこちらの水族館のほうが楽しめたかもしれない



パーク内の外のテラスでハンバーガーを食べる



天気もいいし、海風もあるし、とても気持ちが良かった



日曜日だからなのか、路上パフォーマンスや、管弦楽バンドの演奏とかもあって、とても充実した日曜日となった



このあと、仕事に行くタマキには申し訳ないんだけど!





タクシーで路面電車の停留所まで乗り、あとはいつものように路面電車の短い旅





スーパー銭湯の近くを通り、


ブックオフの店の前を通り、




いつものタマキの最寄りの停留所についた





元気にイツキは飛び降りて、

そのあとタマキも降りた







ボクは降りなかった






イツキが気づいて何か言っているけど、窓越しのボクには聴こえない





電車が動き出した





タマキはイツキの小さな身体を押さえつけて、追いかけてこれないようにしてくれていた





さようなら、タマキ


バイバイ、イツキ






まだ陽が高い明るい時間だったけど、


ボクは路面電車の中で大粒の涙が溢れてくる


だけれど、どうしても止められなかった



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