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特別棟の獣
第12章 嫉妬……?
吏生は部屋のドアを開けると、私を壁に押し付け、顔を上に上げさせると荒々しくキスをしてきた。


「んんッ……」


やっぱり怒らせたの……?

いつも優しい吏生がこんな無理矢理キスなんてしないのに。


「ヤバい、我慢できない。直ぐにでも入れたい」


「あっ…吏生、お風呂……ッ」


「無理、終わったら一緒に入ろ」


深いキスを繰り返され、足がガクガクしてくる。


ドレスの裾を上げられ、吏生の手がショーツの中に……


「あぁッ!ま、って……んッ…」


「すごい濡れてる。これなら入るね」


「吏生っ、駄目っ……んあぁぁあっ!!!」


片足を持ち上げられ、ショーツをずらされるとグチュっと吏生のソレが私を貫いた。


「くっ……きっつ…」


吏生が支えてくれているとはいえ、全身に襲う快感のせいで足に力が入らなくて転びそう……

必死に吏生の首にしがみつくので精一杯。

繋がったまま、吏生は中々動かない。



「り、お……ッ」


「ん?」


「………す、き……」


「え…?」



気づいたら好きになってた……


我儘でごめんなさい。


仕事のことだってあるのに邪魔してごめんなさい…



お願いだから嫌いにならないで…
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