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特別棟の獣
第15章 離れる心
〈來 side〉
絶対百合は勘違いしてる。
確かに吏生さんとリカって女はキスしてたけど、どう見てもあれは女が一方的に、しかも無理矢理してた。
まぁ、純粋な百合はそんな事考える余裕なんてないだろうけど。
直ぐに目を逸らした百合は気づいてないだろうけど、あの後吏生さんは女を引き剥がして怒鳴りつけてた。
さすがに声までは聞こえなかったけどあれは相当キレてる。
気がつけば百合には逃げられたし、取り敢えず吏生さんのとこ行くか。
1階まで降りて特別棟の方まで行くと、バイクの音がした。
急いでそっちに向かうと、バイクに跨ってる吏生さんがいて急いで声をかけた。
「吏生さん、ちょっと話あんだけど」
「後にしろ」
「どこ行くんだよ」
「急用」
相当キレてんな…
慣れてると思ったけど吏生さんのこの声は普通にビビる。
吏生さんは俺の方を見ようともせず、バイクで走り去っていった。
絶対百合は勘違いしてる。
確かに吏生さんとリカって女はキスしてたけど、どう見てもあれは女が一方的に、しかも無理矢理してた。
まぁ、純粋な百合はそんな事考える余裕なんてないだろうけど。
直ぐに目を逸らした百合は気づいてないだろうけど、あの後吏生さんは女を引き剥がして怒鳴りつけてた。
さすがに声までは聞こえなかったけどあれは相当キレてる。
気がつけば百合には逃げられたし、取り敢えず吏生さんのとこ行くか。
1階まで降りて特別棟の方まで行くと、バイクの音がした。
急いでそっちに向かうと、バイクに跨ってる吏生さんがいて急いで声をかけた。
「吏生さん、ちょっと話あんだけど」
「後にしろ」
「どこ行くんだよ」
「急用」
相当キレてんな…
慣れてると思ったけど吏生さんのこの声は普通にビビる。
吏生さんは俺の方を見ようともせず、バイクで走り去っていった。