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特別棟の獣
第23章 不安な気持ち
「百合、最近元気ないね。なんかあった?」
「なんかあったとかじゃないんだけど…」
やっぱり吏生は鋭いから少し悩んでることがあるだけで気づかれる。
でもいいタイミングだし、相談してみよう。
「大学卒業したら、やっぱり私も働いた方がいいかなって思って…」
「なんで?」
「社会経験はした方がいいと思うし、吏生だけ働いて私何もしないのはなって……」
「そういう理由なら却下」
え?
じゃあどういう理由ならよかったの…?
「百合は専業主婦って言ったでしょ」
「でも……」
「それに子供作る予定だから駄目だよ」
「え…?」
子供……?
そんな事まで考えてたの…?
「百合が卒業したら結婚式して、新婚旅行したら子作り。妊娠したら勿論働かせないし、働く暇なんてないよ」
どうやら吏生にはシナリオがあったみたい。
なんだかビックリし過ぎて悩んでいたことが一気に吹き飛んでしまった。
「その為に今のうちから仕事してるんだよ。1年じゃ足りないから俺が卒業するまでに会社のこと勉強してんの。そうしないと新婚旅行の日数沢山取れないでしょ?」
何日休むつもりなんだろう……。
2泊とかならそんなに気にしなくてもいいと思うけど…。
「なんかあったとかじゃないんだけど…」
やっぱり吏生は鋭いから少し悩んでることがあるだけで気づかれる。
でもいいタイミングだし、相談してみよう。
「大学卒業したら、やっぱり私も働いた方がいいかなって思って…」
「なんで?」
「社会経験はした方がいいと思うし、吏生だけ働いて私何もしないのはなって……」
「そういう理由なら却下」
え?
じゃあどういう理由ならよかったの…?
「百合は専業主婦って言ったでしょ」
「でも……」
「それに子供作る予定だから駄目だよ」
「え…?」
子供……?
そんな事まで考えてたの…?
「百合が卒業したら結婚式して、新婚旅行したら子作り。妊娠したら勿論働かせないし、働く暇なんてないよ」
どうやら吏生にはシナリオがあったみたい。
なんだかビックリし過ぎて悩んでいたことが一気に吹き飛んでしまった。
「その為に今のうちから仕事してるんだよ。1年じゃ足りないから俺が卒業するまでに会社のこと勉強してんの。そうしないと新婚旅行の日数沢山取れないでしょ?」
何日休むつもりなんだろう……。
2泊とかならそんなに気にしなくてもいいと思うけど…。