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第10章 会えない夜

　火曜日の夜、家に帰り、僕が一人で簡単なパスタの食事を作り終えた時、彼女からメッセージが入った。


　今日は、少し、残業して、今、家に帰りつきました。


　頭の中で、彼女が仕事をしている姿を想像してみる。


　あの初めての夜、彼女の妄想を聞きながら、彼女がこの地方で一番名門の国立大学を出て、今は県の公務員として働いていることも聞いていた。
　現在は部下も持つ立場にまであることも。


　真面目な公務員の顔をして、昨日の朝は、彼女は、あんなヌレヌレの下着だったのだ・・・。



　僕は嬉しくなる。
　賢い大人の女なのに、ムッツリで、いやらしくて、可愛い鈴音・・・。