パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第166章 ラストステージ（最後のセックス）ヴァーチャル

【啓介メール】
タイトル【最後の「おまじない」】

目を閉じてください。

涙で滲む貴方のハーフムーンを見ているのが辛いから。
長いまつ毛で描くカーブで新たな半月をつくってくれたら。

そっと、キスします。

ぷっくりとした唇を。
僕に味合わさせてください。

ああ・・・・。

このまま、時間が止まればいい。
貴方の温もりが永久に冷めなければいいのに。

覚えていますか？

僕達の出会いは。
「おまじない」から始まりました。

だから。
最後のお別れも。

「おまじない」で終わりましょう。

キスが途切れると。
貴方の瞳が潤んだ光を散乱させて。

僕の顔を映します。
そして、僕は囁くのです。

「貴方は美しい」と。

貴方の両手が。
僕の背中をギュッとしました。

ありがとう。
最高の「御褒美」です。

又、キスしたくなりました。

ああ、今のキスで僕が、僕自身が。
熱く、充血しました。

今の二人に前戯は必要ありませんね。
フェラもクンニも、それよりも。

温もりが嬉しい。

愛しています。
愛しています。

百万回の囁きを。
貴方に捧げます。

いつの間にか。
僕達は一つになっています。

全ての快感が、全身を覆う波のように。
僕達を飲み込んで、官能の海に沈めていきます。

このまま。
そう、このまま。

眠りましょう。

僕もこれから、布団に入り。
貴方を想いながら昇ります。

その前に。
短いメールをください。

愛している、と。