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イケメンの向こう側♡ 2
第8章 近くて遠い


祐司side

はぁ~・・・・

見つからないッ!

沙帆が行きそうな土産屋を大体回ったが沙帆と逢うことはなかった。


・・・・・・・。

あ、

あのアクセサリーの店まだあったのか。

道の反対側にある可愛いアクセサリーの店を見て思い出す。

横断歩道を渡り店のショーウィンドウを見ると、可愛いブレスレットが飾ってあった。

これ沙帆に似合いそうだな。

って、現在の沙帆はさっき見ただけだけど。



ジーッと見てると、


「プレゼントでお探しですか?(笑)」

店の人が出てきてくれた。

プレゼントしたいけど逢えないしな。

「あ~、かなり昔にここで買って懐かしいなって思って・・・・」

店員さんは俺の横に来ると、

「さっきいらっしゃった方も昔来たって言ってくださってこれ見てたんですよ(笑)」

・・・・・・・・。

さっきっ?


「あの、その人これ買いました?」

俺が聞くと、

「あ~(笑)なんかご予算があったみたいで今回は諦めますって(笑)とっても可愛らしい方で似合いそうだったんだけど~」

・・・・・・・・・

「その人ッ髪長くて帽子被って黒い服着てました?」

店員さんは少し考え・・・・・

「はい(笑)お知り合い?・・・・なんかタクシー待たせてるからって言って急いで行かれましたよ(笑)」

えっ!

「あっ!ありがとうッ(笑)」



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