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イケメンの向こう側♡ 2
第1章 逢いたい
圭太side
「あー・・・ちょっと戻れそうもない・・・うん・・・そう・・・悪いが・・・・」
俺は会社に電話をしていた。
・・・・・・・。
祐司・・・・。
祐司が・・・もう何も機能しなくなった。
目も合わないし言葉も発さない。
生きているようで・・・。
生きてない。
「・・・・何でこんなことに・・・・」
俺の横で泣きそうになっているのは・・・静子ちゃん。
俺らが今いるのは都内の救急救命センター・・・・。
祐司は廊下の床に足を延ばしたまま座り込み・・全く何にも反応はしない。
バタバタ足音が聞こえ・・・その音は俺らの周りを行ったり来たり。
今どういう状態か・・・全く聞ける様子もなく・・・・。
ただ・・・。
その結果を・・・。
待つだけ・・・・。