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第25章 淳君の弟

湊side

祐司さんは本当に仕事ばっかしてた。

年末年始もだし、公休も取ってるかは謎。

マンションでも殆ど見ることはなく、いつも帰宅は夜中・・・・。

「そんなに働いてたんだ・・・・」

沙帆さんはそう言った。

(笑)

「祐司さんね・・人の恋愛ばっか手助けしててさ(笑)・・・俺もね、今の奥さんとは高校時代付き合ってて・・・変な別れ方してね・・・(笑)」

懐かしい・・・・。

「彼女はNY行っちゃって、俺は・・・高校出て直ぐにここに就職・・・ずっと疎遠だったのに彼女が帰国して祐司さんが俺等を引き合わせてくれた・・・・(笑)」

沙帆さんはびっくりした顔をして俺を見て・・・・。

「堂本君がッ？？？？」

(笑)

「兄貴もそう・・・(笑)涼さんもそうだね・・・なーーんか人の恋愛の手助けばっかしてるからこの人ゲイ？？ってマジで思ったけど～・・・よかった(笑)健全でッ・・・」

沙帆さんはケタケタ笑って・・・・。

「はぁぁ・・・なんか面白い(笑)・・・堂本君の周りにいる人って皆良い人ばっかだね・・・・」

確かに・・・。

皆・・・。

皆が大好きだもんな・・・。

「いつかさー・・・こっちに俺らいる間、うちの奥さんとか兄貴の奥さんとかと会ってみたら？？？(笑)皆人見知りしないけどキツイ人居ないし本当皆良い人だから気が合うと思うよ？？？」