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雨の降る夜は傍にいて…
第4章 台風12号MUIFA(ムイファ)
 1 月曜日の朝

「おはようございまぁす…」
 9月5日月曜日、彩ちゃんはご機嫌、ニコニコ顔で出勤してきた。

「あ、彩ちゃん、おはよう」
 と、わたしも明るく朝の挨拶を返し、そして表情でこの前のあの後の
 黒田専務とはどうなったの…
 と、モロに顔に出したのである。

「みっき社長…
 お土産でぇぇす…」
 と、一度、事務所の外に出て、おそらくドアの外に置いてあったのだろう、あの『夢の国』のわたしの『みっき』のあだ名に似た可愛いネズミのキャラクターの一番大きなぬいぐるみを出してきたのだ。

「きゃああ…」
 思わず嬌声を上げてしまった。

「まぁくんからでぇす」

「えっ、まあくんって…」

「あっ、黒田専務です、正明、まぁくんです」
 と、彩ちゃんはニヤリと笑った。

 まあくん…てことは…

「フムフム…」
 わたしがニヤけながら彩ちゃんを見ると

「もちろんですよぉ」
 と、Vサインをしてくる。

 さすが彩ちゃんだ、狙った獲物は逃さなかったのだ…

「話すとながぁぁくなりますからぁ、まずはお仕事かたずけちゃいますねぇ…」
 と、彩ちゃんは言って、まずは仕事を始める。
 ウチの業種は繁忙期は10月くらいから年度末の3月末くらいなので、まだ、この時期は暇なのであるが、月アタマだから支払いやら、振り込み等があるので彩ちゃんはまずそれを片付けていく。

 そして午前10時が過ぎた辺り
「じゃあ、休憩がてらぁ、お話ししますねぇ」
 と、ニヤけ顔になり話し始めてきたのである。

「あの後ぉ、二人でぇ、カラオケに行ったんですよぉ……」



 彩ちゃん劇場の始まりである…





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