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雨の降る夜は傍にいて…
第5章 秋冷え…
 22 激しい絶頂感

「ああっ、イヤっ、ダメっ、イッちゃうっ…」
 わたしは歓喜の声を上げる。

 その激しい突きからの快感に、頭の中が真っ白になっていく。

「あっ、ああっ、っくうぅぅ……」

 わたしは絶頂感を迎える。

 イッっくうぅぅ……

 全身を震わせ絶頂するが、浩司はそんなわたしをお構いなしに、更に激しく突き動かしてくる。

「あうっ、あっ、っくうぅぅ、あん…」
 絶頂感に喘いでいてもまだまだ攻めてきたのだ。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ…」

「はっ、ふっ、はっ、はっ、はっ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 そして突き動かしながら、わたしのカラダを横にズラし、斜めバックみたいな体位に変えて激しく突いてきた。

「あっ、やっ、あ、ああんっ」
 その体位は怒張が更に深く挿入ってきて、ズンズンと子宮の奥を突いてくる。
 この突きに、わたしの子宮は瞬く間に愉悦の悲鳴を上げる。

「あっ、ま、またっ、やっ、っくうぅぅ…」
 続けざまに二度目の絶頂感を迎え、背中をのけ反る位に全身を強ばらせ、歓喜の喘ぎを叫ぶ。
 だが、まだまだ浩司の動きは止まる気配がなかった。

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ…」

「はっ、ふっ、はっ、はっ、はっ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ…」

「はっ、ふっ、はっ、はっ、はっ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 これ以上ないという位の激しい快感と絶頂感に、わたしは頭の中が真っ白になっていく。
 さっきまでの動揺した、揺れる心などどこかに吹き飛んでしまっていた。

「はっ、ふっ、ゆ、ゆりっ、はっ…」
 激しい突きに彼の息が荒ぐ。

「あっ、あっ、っ、っ、………」
 わたしは快感で言葉にならない。

 ああっ、浩司っ、こうじっ、こうじぃぃ…
 そして心の中で激しく彼の名前を叫びながら三度目の絶頂感を迎え、そして意識をも飛ばしてしまう。

「あっ、っくうぅぅ………………」

 脳裏にこびり付いていた、奥様と娘の姿は弾け飛んだかの様に、吹き飛び、そして浩司の匂い、激しい息遣い、熱い汗と体温を感じながら、意識が遠退いていきながら寝落ちする。

「ゆ、ゆり…」
 遠退く意識の隅で、彼のわたしの名前を呼ぶ声が聞こえてきていた。

 ああ、愛してる…
 
 愛してる浩司…





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