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第9章 最強のデート

フロントに行くと・・・。

「凪向こうで座ってて(笑)」

・・・・・・・・。

蓮の名前で泊って私が払うとかできるのかな・・・・。

「ほら、凪あそこ景色良いから座って待ってて(笑)」

はっ・・・////////

「う・・うん・・・////////」

蓮から離れて窓際に腰かけると・・・・。

凄い景色だな・・・・。

ここの宿・・・ネットで見たことある。

『強羅花壇』

確か・・・・。

1泊20万近くするとか・・・・・。

恐る恐る周りを見ると・・・すっごい・・・・綺麗ッ・・・・。

どうしようどうしよう・・・。

旦那さんのカード使う・・・しかないよね・・・・。

でも！！！

家族カードだし！！！

・・・・・・・。

20万ッ・・・・。

やばいーーーーッ・・・・。

また手が震えてきた。

すると・・・。

「五十嵐様(笑)」

ひぃっ！！！！！

ビクッとして振り返ると・・・・。

・・・・・・。

綺麗な着物を着た女性。

「驚かせてしまい申し訳ございませんッ・・・ご挨拶をと思いまして・・・」

はっ・・・・

「あっ・・こちらこそすいません！！凄く憧れていたお宿だったから緊張して・・・///////」

そう言うとその女性は笑って・・・・。

「ありがとうございます(笑)・・・OH様には随分お世話になっておりまして・・・本日は別邸をご用意させて頂きました(笑)」